Installation view of Solo Exhibition “How to Carve a Sculpture”


2021
Contemporary Art Foundation, Tokyo

制作協力:飯田市立動物園、伊豆シャボテン動物公園、仙台うみの杜水族館、那須どうぶつ王国、羽村市動物公園、路上博物館、竹内均、竹野優美、野中浩一、Yuji Osagawa、宮路雅行
録音協力:伊豆シャボテン動物公園、サウンドデザイン:伊藤豊(イトウ音楽社)

「それ」を見たとき、たとえ「それ」がビーバーの齧ったものだと知らなくとも、何者かによる営みだということはわかるはずだ。そのフォルムは、人間のつくった彫刻のようにも見える。しかし「それ」は彫刻なのだろうか。「それ」が彫刻とみなされる時、いったい何が起きているのか。
ビーバーには木を齧る習性がある。そこで私は、彼らの居場所に角材を設置し、齧られた木を集めてみた。人体のように見える形が少なからず見られるが、それは堅い木の節などをよけて齧った結果だとも考えられる。もしそうなら、このフォルムを作り出しているのは木であるとは言えないだろうか。それを行為の主体=〈作者〉とするかどうか、行為の主体は何/誰であろうか。
後日、箱の中に保管されていた「それ」にカミキリムシが棲んでいることが発覚した。CTスキャンによって、「それ」の内部に数年がかりでつくられた複雑な坑道が明らかになった。

展覧会ウェブサイト https://gendai-art.org/cafaa3/?fbclid=IwAR3wD2WHaz_pe-trldrXAMw1dewplTdEFwQ1HFIRghGQ4JND9O1VnbkmVoA/
美術手帖「曖昧な「作者」を追い求めて。CAFAA2020ファイナリスト・AKI INOMATAインタビュー」
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/promotion/23845


  • Installation view of Solo Exhibition “How to Carve a Sculpture”伊豆シャボテン動物公園, Photo: Naomi Ito

  • Installation view of Solo Exhibition “How to Carve a Sculpture”竹野優美のスタジオ

  • Installation view of Solo Exhibition “How to Carve a Sculpture”CNC切削加工の様子

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